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相続手続きの注意点や弁護士に依頼するメリットについて解説
相続が発生した場合、遺産がどれくらいあるのか、各相続人の遺産の取り分などさまざま取り決めることがあります。
相続手続きはすべて自力で行うことはできますが、遺産額が大きかったり、相続人同士で争いがおきたりという場合には弁護士に依頼することがおすすめです。
今回は相続手続きについてお話していきたいと思います。
相続手続きは弁護士に依頼するのが一般的
相続手続きとは、相続をするために必要なすべての手続きのことです。
何か一つの届出をすれば完了というわけではなく、手順に沿って複数の手続きを進めていきます。
主な相続手続きは以下のとおりです。
・死亡届の提出
・年金や健康保険の手続き
・世帯主変更届の提出
・介護保険資格の喪失届の提出
・公共料金の解約や名義変更
・遺言書の有無の確認
・相続人と相続財産の調査
・所得税の準確定申告
・遺産分割協議(書類作成)
・預貯金や有価証券などの名義変更
・不動産や各種財産の名義変更
・相続税の申告
上記は一例で、実際には他にもたくさんの相続手続きが必要になります。
各種相続手続きには、それぞれ期限があります。
死亡届の提出は7日以内、国民年金や健康保険の手続きは14日以内など、被相続人の死亡後すぐに対応しないといけない手続きが多いため要注意です。
相続手続きは自分でできますが、弁護士など専門家に依頼するのが一般的です。
相続手続きは複雑で専門知識が必要なことも多いため、弁護士など専門家に依頼したほうが時間も手間もかからず、スムーズに進められるでしょう。
相続手続きを自分でするメリット・デメリット
相続手続きを自分でする主なメリットには、「費用が発生しない」ことがあります。
弁護士に依頼をすると、報酬を支払わなくてはなりません。
自分ですれば依頼費用がかからないため、経済的なメリットがあります。
相続手続きを自分でする主なデメリットには、「手間と時間がかかる」「不備が発生しやすい」ことがあります。
相続手続きはすることが多く、大きな手間と時間がかかります。
期限に間に合わない恐れがあることも、デメリットの一つでしょう。
また、相続手続きの中には、法律の知識がないと進めるのが難しいものもあります。
不備が発生したり、無効になったりするリスクがあるため、不安な方は弁護士に依頼するのがおすすめです。
相続手続きを弁護士に頼むメリット・デメリット
相続手続きを弁護士に依頼する主なメリットには、「手間と時間がかからない」「トラブルを防止できる」「期限を確実に守れる」ことがあります。
自分でする必要がなくなるため、手間と時間を節約できるのは、大きなメリットの一つといえるでしょう。
弁護士などの法律の専門家に依頼すれば、トラブルも最大限回避できます。
重要な期限を確実に守れることや、精神的負担の軽減が期待できることもメリットといえます。
相続手続きを弁護士に依頼する主なデメリットには、「費用が発生する」ことです。
相続手続きを弁護士に依頼するときの一般的な費用相場は、着手金10〜30万円+報酬金です。
報酬金は、取得する相続財産の金額に応じて変動します(着手金も変動する可能性あり)。
その他、実費や日当が発生することもあります。
ただし、相続手続きを弁護士に依頼すると、複雑な手続きに伴う負担から解放されることがメリットです。
自分で行い申告漏れなどがあった場合、後から多額の追加徴税を支払わなくてはならない可能性もあります。
特に相続財産が多い場合や不動産が含まれている場合は、相続手続きが複雑になるため、弁護士に依頼して一任するのがおすすめです。
まとめ
相続手続きはやることが多く、複雑な手続きもあるため、弁護士などの専門家に依頼するのがおすすめです。
全てを一任するのではなく、予算に合わせて複雑な手続きのみを依頼できるケースもあります。
まずはお気軽に、弁護士に相談してみることをおすすめします。
当事務所はこのほかにも【基礎控除 計算】の案件を多く取り使っております。
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