離婚をすると、環境が大きく変わる方が多いと思います。
離婚したいと思ったときは、離婚後の暮らしのことを考えて、準備を進めておけると安心です。
今回は、離婚準備で考えておくべきこと5つ【まずやるべきこと】を解説します。

1.名字をどうするのか

婚姻関係を結ぶときに名字を改めた場合、離婚すると原則として旧姓に戻ります。
しかし、実は離婚から3ヶ月以内に届出を出せば、結婚していたときの姓をそのまま名乗り続ける「婚氏続称」も可能です。
旧姓がある場合は、離婚後に名字をどうするのか考えておきましょう。

2.離婚後の住居を考える

離婚して現在の住居を出る場合は、離婚後の住まいについても考えておくと良いでしょう。
引っ越しには、初期費用が発生します。
新たに家具や家電を購入する必要もあるかもしれません。
シングルマザー・シングルファザーであれば、住居に関する公的機関のサポートが受けられる可能性もあります。

金銭的支出を抑える方法として、実家に引っ越す手段もあるでしょう。
実家を頼れるのであれば、一時的でも住まわせてもらうことで、経済的・精神的な安心を得られるかもしれません。

3.離婚後の生活費を確保する

離婚後の生活費の確保も、離婚準備として進めておきたいことの一つです。
特に、子どもがいる場合は生活費だけでなく、養育費のことも考える必要があるでしょう。
離婚後の生活費や養育費の計算をし、貯金したり求職・転職活動をしたりすることをおすすめします。

4.子どもがいるのであれば環境を整える

子どもがいるのであれば、離婚に伴う子どもの環境の変化にも気を配りましょう。
離婚をすれば、子どもが一緒に暮らす家族・住居・学校などの環境が変化する可能性が高くなります。
急激な環境の変化は、子どもにストレスや悪影響を及ぼしてしまうケースがあるため、メンタルケアやサポートを徹底できると安心です。

5.離婚と離婚後に必要な手続きを確認しておく

離婚するのに必要な手続きと、離婚後に必要な手続きは違います。
離婚するのに必要な手続きは、離婚届の提出が主であるといえます。

一方、離婚後に必要な手続きの例は、以下のとおりです。

・住民票や世帯主の変更
・身分証明書の氏名や住所の変更
・銀行口座やクレジットカード（家族カード）の名義変更
・携帯電話など通信機器の名義変更
・各種任意保険の契約者変更
・会社関係の手続き

離婚後に必要な手続きは、人によって違います。
自分用のチェックリストを作って進めていくのがおすすめです。

まとめ

離婚準備で考えておくべきこと・やることはたくさんあります。
離婚準備で悩んだり、躓いたりしたときは、弁護士に相談するのがおすすめです。